記念すべき「9000回」!
書き始めたのが「1999年7月」ですから、ほぼ「丸24年」で「9000回」。
「24年」=365×24+6=8766
なので、「1日1つ」よりも「234回」多く書いてるね!
その「9000回」、最近よく耳にするけど、はっきりとは意味が分からない言葉、
「ダンジョン」
を取り上げます!(たまたまですが)
この間は東京に住んでいる知り合いがフェイスブックに、渋谷駅周辺で迷いに迷ったことから、
「渋谷ダンジョン」
と表現していましたし、私は見ていないのですが、先日NHKの「ブラタモリ」で「大阪・梅田」の迷路のような地下街を紹介した回を指して、みんなが、
「梅田ダンジョン」
と言っていました。なんだろう、
「魔宮」
みたいな感じ?「インディ・ジョーンズ魔宮の伝説」のような?
「ラビリンス」
ではないのですね。そんな名前の映画もあったな。キョンキョンの歌もあったっけ?
新しい言葉を積極的に取り入れることで有名な、2022年1月(本当は20211年12月)に出た「三省堂国語辞典・第八版」通称「三国(さんこく)」を引いてみました。すると・・・載っていました!
*「ダンジョン」(dungeon=地下牢)(1)ロールプレイングゲームに出てくる迷宮。(2)迷宮のように入り組んで複雑な空間。(例)新宿駅は巨大なダンジョンだ
私は「ロールプレイングゲーム」をやらないから、知らなかったのかな?
ちなみに「2014年1月」(本当は2013年12月)に出た「第七版」に「ダンジョン」は載っていませんでしたから、これも、
「第八版での新語」
ですね!それにしても、なんだか「東京」にはいろんな「ダンジョン」が・・・あ、「大阪」もか。「大都市」は、それ自体が「ダンジョン」なんでしょうかね?原義が、
「地下牢」
ということだと、
「地下街」
は、まさしく「ダンジョン」なんでしょうね。
「三国」以外の国語辞典は、「ダンジョン」を載せているのか?引いてみましょう。
「明鏡国語辞典」「新明解国語辞典」「岩波国語辞典」「新選国語辞典」「現代国語例解辞典」
「三省堂現代新国語辞典」「広辞苑」「精選版日本国語大辞典」には載っていませんでした。
しかし!「2019年」に出た、
「大辞林・第四版」
には載っていました!「祇園祭の山鉾」みたいなイラストの載った「だんじり」の見出しの1つ手前に!
*「ダンジョン」(dungeon)=(1)地下牢。土牢。(2)転じて、ロールプレーイングゲームやビデオゲームに登場する迷路状の構造物。
「三国」は「ロールプレイングゲーム」
「大辞林」は「ロールプレーイングゲーム」
「ー」の有無が違いましたが。
なるほど、僕が「ダンジョン」を知らないのは、やっぱり「ゲーム」をやらないからだな、と思い当たりました。納得。
え?なんで「ロールプレーイング」をやらないのかって?
だって「ゲーム」をやらなくたって、
「人生そのものがロールプレーイングゲーム」
じゃないですか。
(追記)
もう1年経ったか。で「9500回」に迫っているからいいペースですね。
さて、「梅田ダンジョン」に関する古めの記事を見つけました。
「2017年3月11日」の「日経新聞」のウェブ記事。見出しは、
「梅田迷宮にアンモナイト!?(とことんサーチ)~地下街に化石 バブルの遺産 大理石で豪華さ演出」
と、地下街の大理石に化石が、ということで「梅田ダンジョン」そのものにスポットライトが当たっているわけではないですが、
「複雑に入り組む大阪・梅田の地下街。ネット上では、ゲームで迷宮や地下ろうを意味する『ダンジョン』の異名も付いた。(中略)目線を下げると、本物の化石が見つかるらしい。梅田ダンジョンにとじ込められているのは現代人だけではないのか。」
と、大阪社会部の川崎航記者は書いていました。
(2024、7、17)