令和ことば事情7900「みっけ」
1月23日土曜日の「日経新聞」夕刊1面トップの見出しに、
「『誰でも』遊べる公園みっけ」
という大きな見出しが出ていました。
この
「みっけ」
という言葉は
「見つけた」
という意味の、
「子どもが遊びのときに使う言葉」
ですよね。
「かくれんぼう」
で、鬼が、隠れている子を見つけた時に言いますよね。
でも、主に関西で育った私がこの言葉を知ったのは、大学に入って東京に行ってからでした。関東出身の友達は、みんな使っていました。もう大学生なので「かくれんぼう」は、しませんでしたけれども。
つまり、この「みっけ」は「関東の方言」なのではないか?
「国語辞典」には載っているのでしょうか?
『新明解国語辞典・第8版』『広辞苑』『デジタル大辞泉』『精選版日本国語大辞典』『旺文社標準国語辞典』『岩波国語辞典』『三省堂国語辞典』『明鏡国語辞典・第3版』には載っていませんでした。
グーグル検索では(1月29日)
「みっけ」=210万0000件
「見っけ」=244万0000件
「みーっけ」=14万2000件
「見-っけ」=318万0000件
なんと「見っけ」というタイトルの「スピッツ」の曲まで「見っけ」!
そうそう、東京には地名でも「みっけ」が使われているんですよ、知りませんか?
「赤坂みっけ(見附)」
実はこれが「語源」だったりして。関西に「見附」って地名は、ないですよものね?