11月24日の「スッキリ」を見ていたら、アニメ・映画『鬼滅の刃』のテーマソングを歌っている歌手「LiSA」さんが、「レベッカ」の「NOKKO」さんが歌っていた、筒美京平さんの曲「人魚」をカバーするという話題を放送していました。「人魚」、大好きな曲です!
これについてインタビューを受けていたLiSAさんのコメントは、
「普段は激しい楽曲が多いので、こういう音像の中で歌わせていただけるのは楽しみです」
というようなものでした。この中の、
「音像」
という言葉が引っかかりました。初めて聞いた言葉です。
「音のイメージ」
とでもいう意味ですかね?
グーグル検索(11月24日)では、
「音像」=3450万件
も出てきました。その中の「goo国語辞書」(「デジタル大辞泉」と同じ)によると、
「音像」=感覚上の音源。同一信号源からの音を、左右の耳に別々に与えると生じる。立体音響の再生に利用。「音像がぼける」
とありました。「音響学用語」?「オーディオ用語」かな?ステレオ効果?
あまり私は耳にしたこと・目にしたことのない言葉でした。
『広辞苑』『大辞林』(第4版)『明鏡国語辞典』『三省堂国語辞典』『岩波国語辞典』『三省堂現代新国語辞典』『新選国語辞典』『新潮現代国語辞典』『現代国語例解辞典』には載っていませんでしたが、『新明解国語辞典』(第7版)には載っていました。
「音像」=マイクやスピーカーを通じて聞く、音から受ける印象。
そして『精選版日本国語大辞典』にも載っていました。
「音像」=音楽をきいたとき、イメージとしてうかびあがってくる像。
これは「マイクやスピーカーを通して」がないので、「生の音楽」でも「音像」はあり得るという解釈ですね。
(2020、11、24)


