新・読書日記 2020_024
『指揮棒は魔法の杖?~マエストロが語る「指揮棒」考』(エックハルト・レルケ編、野口剛夫訳、音楽之友社:2007、2、10)
3年前に読んで「2017読書日記063」で書いた本。
つい先日「2020読書日記022」に書いた『至高の十大指揮者』(中川右介)を読んで、「そういえばあの本には、『十大指揮者』は出てきたかな?」
と思って、本棚から引っ張り出してきてパラパラッと読んだ。再読。
今回は巻末の索引で「十大指揮者」を調べてその部分を読んだのだが、実はこの本の著者がインタビューした指揮者の中に「十大指揮者」は出て来なかった。しかし、インタビューをした指揮者たちの話の中には、勿論「十大指揮者」のことも頻繁に出て来た。
この本の中の指揮者と、「十大指揮者」のつながりを知ることが出来た。
たとえば「サイモン・ラトル」の「古楽器」の話や、彼が目を掛けている若い指揮者のインタビューなどもあって、興味深かった。
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