新・読書日記 202_005
『風間教場』(長岡弘樹、小学館:2019.12.23)
1月4・5日にフジテレビで、2夜連続で放送されたドラマ「教場」の原作の一部。フジのドラマは木村拓哉さんが主人公の「風間教官」を演じていたが、佐藤浩市さんを髣髴させるような良い感じの演技だった。
もともと「2016読書日記014教場」「2016読書日記056教場2」で原作を読んでいて、その際の感想に、
「読めば読むほど『ドラマにならないかな』と思うぐらい面白いし、映像が浮かんでくる。」
と書いていた。これは、ドラマ化をにらんだ?その続編かな。前2作は短編を重ねていたが、これは一応「長編」。でも、もちろんいろんな出来事が絡んでくる。僅か半年の警察学校の生活が、いかに凝縮された中身の詰まった場であるかということを想像させる。
それにしても著者の長岡さんって、元・警察官なのかな?詳し過ぎるようなあ、警察学校の内情にも警察官の心情にも。
ラストは、同じ病を抱える私としてはショッキングでした。
「令和ことば事情7317私、どうにかしてた」もお読みください。
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