新・ことば事情
7317「私、どうにかしてた」
2夜連続で放送された、警察学校を舞台に木村拓哉さんが白髪・右目義眼の教官を演じたフジテレビのドラマ「教場」。原作を以前に読んでいたので(2016読書日記014『教場』(長岡弘樹、小学館文庫:2015)&2016読書日記056『教場2』(長岡弘樹、小学館:2016)、興味深く見ました。(他局だけど。)木村さんは年齢を重ね40代後半となり、もう「若者」ではない中で、何だか、
「佐藤浩市さん」
のようなカッコイイ俳優を目指しているのかな?という感じがしました。
なかなか演技が良いなあと思ったのは、大島優子さん。「アイドル」で歌を歌っていた時とはまた違う「女優」の表情で演じていました。
しかし、そのセリフの中で、一つ気になったものがありました。それは、
「私、どうにかしてた」
というセリフです。これは正しくは、
「私、どうかしてた」
ではないでしょうか?
たった「に」1つですが、引っかかりました。
原作がそうなのか、言い間違えたのかはわかりませんが、違和感がありましたね。