新・ことば事情
7283「たゆまぬ郷土愛」
11月10日のネットの記事に、女優の「のん」さん(旧名・能年玲奈)が、地元・兵庫県の姫路市で行われた「神戸新聞まつり」というイベントに出演したという記事が出ていました。彼女のコメントに関して、記事では、
「『みゆき通りってこんなんだっけ?と思ったけど、やっぱり姫路だ~って思う。無くなったフォーラスでお買い物をして、こんな長いギョーザがあるラーメン屋で...』と地元民しかわからない身近すぎるトークを展開。たゆまぬ郷土愛をにじませた。」
と記してありました。この中の、
「たゆまぬ郷土愛」
という言葉に目が留まりました。これには違和感があります。これは言うならば、
「薄れぬ郷土愛」
「変わらぬ郷土愛」
なのではないでしょうか?
のんさんは、このあと、
「播州弁を標準語だと思っていた」
とか、今でも口にする播州弁は、
「なにしとんけー(何してる)」
「べっちょない(大丈夫)」
などを披露したそうです。