新・読書日記 2019_146
『ウィーン・モダン~クリムト、シーレ、世紀末への道』
大阪・中之島の国立国際美術館で8月27日から12月8日まで開かれている美術展の図録。約3000円というお値段も装丁も立派なもの。重い。(東京展は4月24日から8月4日でした。)
目玉作品であるクリムトの《エミーリエ・フレーゲの肖像》(部分・1902年・油彩)だけは「写真撮影可」なので、みんなスマホで、カシャカシャと記念写真を撮っていました。
建築家・オットーヴァーグナーの展示もあって見ごたえがありました。クリムトは好きだけど、エゴン・シーレはあまり好きじゃない。「世紀末」の動きは新世紀への胎動である。それをクリムトだけでなく、時代の動きとして、ウィーンという都市の動きとして捉えた展覧会でした。
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