新・読書日記 2019_140
『この世を生き切る醍醐味』(樹木希林、朝日新書:2019、8、30)
樹木希林さん、亡くなって早くも1年が経ったが、まだ生きているようだ。本も売れ続けている。この世とあの世の境目に、ずっといるんじゃないかな。
この本、朝日新聞の記者が生前に(当然!)インタビューして、新聞記事に一旦なったんだけど、それを、
「本にしていいですか?」
と希林さんに聞いたら、
「ダメ」
と生前(当然!)言われたそうだ。
しかし、その後、相方の内田裕也さんも亡くなって、それも受けて娘の也哉子さんへのインタビューも収録することで、遺族の許可を得たということで、出版に至ったという、ちょっと複雑な経緯があるみたいだけど、出て良かった、読んで良かったと思いましたね。
もう、そこらじゅう、ページの角、折りまくり、赤ペンで線、引きまくり。
特に也哉子さんの話は初めてだから、希林さんの姿を別の角度から見ることできて良かったです。
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