新・ことば事情
7232「サイズアップ」
地下鉄の車内で、私の前の座席に並んで座った若い男女。おそらく会社の同期と思われます。その若手女性サラリーウーマンの話を、聞くともなしに聞いていました。すると、
「こないだ、研修に自分の部屋着を持って行って、いざ着ようとしたら、入らんへんねん!この1週間ぐらいで『サイズアップ』しててん。」
この話の中の、
「サイズアップ」
が耳に留まりました。これって、
「太った」
をオプラートに包んだ表現にしているんですよね!?
「外来語」を使うことで、ダイレクトさが和らいで、
「婉曲表現」
になる。しかも、
「アップ」
という言葉は「上向き」で「プラスイメージ」がありますから、良い感じですね。
私も使わせてもらおうっと、「サイズアップ」...でも私の場合、
「サイズダウン」
しないことには「プラス評価」につながらないんですけどね...。