新・ことば事情
7226「ポテチのアクセント2」
平成ことば事情3987「ポテチのアクセント」の続編。
2010年5月に書いてから9年。その後、2012年に「追記2」を書いていますが、久々です。もう9年も経ったのか・・・。
これを書いた後の2010年6月の「新聞用語懇談会放送分科会」で議題として出して、各社の意見を聞いたのですが、その時は、当時は放送分科会に所属していた「静岡放送」の委員から、
「アナウンス部では『ポ\テチ』(頭高)の方が多かったが、ラジオ・スポットCM『ストップ!温暖化』では『ポ/テチ』(平板)と言っていた。」
という意見が出ましたが、他局からは、特に意見は出ませんでしたが、
「放送では『ポテチ』という言葉は出て来ない」
という声も。
「そんなことはないだろう」
と私は思っていたのですが、きのう(10月14日)の日本テレビ『月曜から夜ふかし』で、この「ポテチ」が出て来ました。
「好きなポテチの味ランキングが発表された件」
というお題で、男性ナレーターは、
「ポ\テチ」
というように「頭高アクセント」で発音していました。
それを受けてスタジオで、マツコ・デラックスさんと村上信五も(なぜか村上信五と手越だけ、みんな呼び捨て)、やはり、
「ポ\テチ」
と「頭高アクセント」でしゃべっていました。
(2019、10、15)
(追記)
2020年5月26日の日本テレビ「ぐるナイ」を見ていたら、
「ポテチのサラダがおいしい」
というテロップが出ていました。
バラエティー番組では、出てくるみたいですね「ポテチ」は。
アクセントは、音を消して見ていたのでわかりませんでしたが。
(2020、5、27)
(追記2)
「アクセント」ではありませんが、2021年7月12日の「産経新聞」夕刊に、
「小豆島 仮想ツアー ポテチで応援~湖池屋とバス会社タッグ」
という記事で「ポテチ」が使われていました。