新・読書日記 2019_110
『ブレードランナー証言録』(ハンプトン・フィンチャー、マイケル・グリーン、渡辺信一郎、ポール・M・サイモン、大野和基編・訳、インターナショナル新書:2019、6、20)
去年、あの「ブレードランナー」が帰って来た。「2049」として。
1982年に公開されたリドリー・スコット監督、ハリソン・フォード主演の映画「ブレードランナー」、私は実は「映画」では見ていなくて、数年後にビデオで見たが、ものすごくインパクトを受けたものの一つだ。その後に見た、同じリドリー・スコット監督の「ブラック・レイン」(大阪でもロケをした)の世界にも通じる、奇妙なアジアというか未来というか、の世界が胸を揺さぶった。今でいうと「刺さった」感じだった。
あの「ブレードランナー」の舞台は「2019年11月」という「近未来」だったが、その「2019年」が、ついに"実際に"来てしまった。(「1984年」みたいに。)その前に「さらに近未来」の続編が作られたので見に行ったのが、去年。もっと話題になってヒットすると思ったが、それほどでもなかったようだが。
その製作関係者への聞き取りインタビュー本というので、興味を持って読んだ。
初めて知ったのは、「渡辺信一郎」さんという日本人のアニメーション監督が、最初の「ブレードランナー」と今回の「2049」との間をつなぐアニメ作品「ブラックアウト2022」を創っていたということ。どういうモノなんだろうか?ぜひ、見てみたいと思った!
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