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『道浦TIME』

新・読書日記 2019_097

『なぜなに日本語もっと』関根健一、三省堂:2019、6、30)

ことし3月末まで「読売新聞」紙上で連載された「言葉のコラム」をまとめたもの。著者の関根健一さんから贈呈していただきました。ありがとうございます!

見開きで「1語」を取り上げ、右は新聞紙上に載ったもの、左はさらに詳しい解説などでウェブにも載ったものですが、コンパクトにまとまっていて読みやすい。新聞の記事は、これまでずっと切り抜いてスクラップしていました。

この中で「ほう、そうだったのか!」と勉強になったものを、いくつかご紹介します。

*「立派な犯罪」は「犯罪用件を満たしている」という意味の「立派」という意味なので、使っちゃダメな表現ではない。(43ページ)

*「やぶさかではない」の「やぶなか」は「吝か」と書いて「ケチ」の意味。(91ページ)

*「表舞台」の反対語は「裏舞台」ではない、「舞台裏」である。たしかに!(114ページ)

*最近「自分事」という言葉が生まれて来た。やっぱり!(223ページ)

*「ハッシュタグ」の「ハッシュ」は「シャープ」じゃない...けど...。(262ページ)

*最近「がっつり」「ほっこり」「まったり」のような「〇っ〇り」の形の言葉を、よく見かける。たしかに!(290~291ページ)

*「斉唱」は、一人では歌えない(306ページ)

*「太宰府」=市の名前や天満宮の名前。「大宰府」=昔の役所の名前や史跡の名前。知らなかった!(349ページ)

*「奥の手」というのは「左手」のこと!これも知らんかったあ!(364ページ)

勉強になりますよ!


star5

(2019、7、7読了)

2019年7月15日 19:13