新・読書日記 2019_092
『ノーサイド・ゲーム』(池井戸潤、ダイヤモンド社:2019、6、11)
池井戸潤の最新作。今度のテーマは「ラグビー」だ。「ルーズベルト・ゲーム」で「野球」、「陸王」で「駅伝」と来て「ノーサイド・ゲーム」で「ラグビー」。スポーツ好きなんだな。いた、ビジネスとスポーツって「勝ち負け」があるから共通点も多く、それを並行して描くというのが池井戸潤の特異な武器であり、好きなんでしょうね。タイミングとしては、ことし秋に日本でラグビーのワールドカップがあるから、そういった「計算」も当然働いているかと。という事は来年は「東京オオリンピック」ですから、すでにそれに向けた新作を書き始めているんでしょうね。
いつも通りの面白さ、いつも通りの数々のどんでん返し。もう「水戸黄門」のような面白さです。いつも通り。でも、それが持ち味。「スカッと」させてくれる小説ですね。すでに他局で、大泉洋主演でドラマ化されるそうです、それも7月から放送で。帯に書いてありました。(7月7日、TBSで放送が始まりました。見逃したけど)
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