新・読書日記 2019_062
『チェ・ゲバラとキューバ革命』(内藤陽介、えにし書房:2019、2、25)
「ポスタルメディアで読み解く」とサブタイトルが付いているが、もう今回これは「ポスタルメディア」はまさに「サブ」で、「チェ・ゲバラ」を狂言回しとして「その時代」を詳しく詳しく、まるでその時代をゲバラと一緒に見て来たかのように説いていく「千夜一夜物語」のような、「世界史の教科書」のような。だって、2段組で693ページもあるんですよ!もう「辞書を読んでいる」ような感じでした。頑張りました。お値段も3900円+税」ですから、辞書並みです。
丁度この本を読んでいる時に見に行ったJリーグの「ガンバ大阪対浦和レッズ」の試合で、レッズのサポーターが振り回している大きな旗に、ゲバラのあの有名な顔のデザインのものがあって、奇遇だなと思いました。
ゲバラはフェデル・カストロの盟友でもあったが、途中で遠ざけられた。カストロと言えばキューバだから、ゲバラもキューバ人かと思っていたら、アルゼンチン人なんですね。しかも"汎中南米人"のような感じなんだなあ。勉強になりました。
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