新・読書日記 2019_060
『「声」とメディアの社会学~ラジオにおける女性アナウンサーの「声」をめぐって』北出真紀恵、晃洋書房:2019、3、30)
著者は、関西のラジオのフリーアナウンサーから大学の先生(東海学園大学教授)になった人。不勉強で存じ上げないが、同世代か少し先輩に当たるのではないだろうか?
ラジオとテレビで少し世界は違うが、同じ関西での話がたくさん出て来るので、同時代の同業界人としては共感しやすい。
そんな放送業界での「女性アナウンサーの立ち位置・待遇に関する同時代的かつ歴史的視点での論文集」。
「論文」なので少し堅苦しく回りくどく、面白いかと言うと、そうでもないというのが正直なところ。興味深くはあるのだが。
これを基にしたエッセイを書いた方が、絶対に面白いのに...とは思いました。
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