新・読書日記 2019_054
『日本の国難~2020年からの賃金・雇用・企業』(中原圭介、講談社現代新書:2018、4、20第1刷・2018、5、21第4刷)
1年前に出た本なので、もう、少しズレている部分もある。たった1年でこんなに変わったのか!ということを再確認しながら、もう来年=2020年に迫った「国難」とはどんなものが来るのか、と読み進めた。衝撃に耐えねばならないし、できればその国難を避けたいと思う。
「世界金融危機再来の恐れ」「30年前から放置されてきた少子化による労働力不足問題」。虫歯のように進行か。そして「雇用」の問題、「賃金」の問題。生き残る自治体、転げ落ちる自治体。本当にこの先、日本はどうなってしまうのか?これに対する対策を、本気で丁寧に真摯に向き合っているのか?口先だけではないのか???読めば読むほど現実の政治に対して不安は募るばかりだ。
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