新・ことば事情
7114「ぶうぶうとブーブー」
3月1日にニュースを見ていたら、「豚コレラ」で殺処分される「豚の鳴き声・悲鳴」を聞いて、「殺処分」に当たっている自衛隊員の中に、
「PTSD・トラウマ」
になっている隊員もいると。
「さもありなん、大変な仕事だな」
と思うのと同時に、
「もし戦闘になった場合に、それで敵と戦えるのか?」
という不安も。そして、
「そんな状態(戦闘・戦争)を引き起こさないように、『外交』を進めなければならない」
との思いが湧き上がりました。
その際に、ふと思ったのは、
「豚が『ぶうぶう』と、ブザーが『ブーブー』の違いは?」
という「音の違いと表記の違い」に関してでした。考えてみました。
「ぶうぶう」は、「ぶ(B)」という「子音」が続かずに、「う(U)」という、
「母音に変わる」
ということは、息が減速する。「生き物が出す音、(鳴き)声」。あるいは、それに似た音。だから、「豚の鳴き声」は、
「ぶうぶう」
だし、「人間が文句を言う」ときも「ぶうぶう」のほうが良いような気がします。
それに対して「ブーブー」は、「ぶ(B)」という「子音」が持ちこたえて減速せずに、
「最初と同じ音が続く」
という意味では、「機械的な音」と言えるのではないでしょうか。
だから、「ブザーの音」は、
「ブーブー」
のほうが適当であるような気がしますが、いかがでしょうか?