新・ことば事情
7110「食レポか?食リポか?」
昔は、
「レポート」「レポーター」
と言っていたものが、いつの間にか、
「リポート」「リポーター」
に変わって定着しました。
それも「平成」という時代の、一つの言葉の変化だと思いますが、
「食レポ」
という言葉に関しては、つい最近まで「食レポ」で「食リポ」にはなっていなかったと思います。
この言葉は、どちらを使うか悩んだ(これを書き始めた)
「2017年9月20日」
のグーグル検索では、
「食レポ」=296万0000件
「食リポ」= 48万4000件
で、「食レポ」が6倍ぐらい使われていました。
それから1年半たった「2019年3月26日」、きょうの「ミヤネ屋」では、元貴乃花親方・絵本作家という「第3の道」へ進んだ「貴乃花光司氏」が「から揚げ」を食べながら話す様子を、
「食リポ」
とテロップを出しました。きょうの検索では
「食レポ」=459万0000件
「食リポ」= 25万3000件
あれ?逆に差が広がってる!「食レポ」が20倍ぐらい使われていますね!
「食リポ」の検索でトップに出て来たブログが、まさに、
『「食レポ」「食リポ」?...正しいのはどっち?』
という、北海道・標茶(しべちゃ)の家具屋さんの店長・平田敬さんが「2018年6月15日」に書かれたものでした。
平田さんは「レポート」と思っているので「食レポ」だと思っていたけど、テレビでは「食リポ」とすることもあると。そこで、その違いに着目して、
「紙媒体→レポート、映像媒体→リポート」
ではないか?という考察を書いてらっしゃいました。
なるほど、そういえばまさに「紙」の、
「レポート用紙」
は、絶対に、
「リポート用紙」
とは言いませんもんねえ。おもしろいブログでした!参考になりました。