新・ことば事情
7077「寧辺の読み方」
先月末、ベトナムのハノイで開かれた「第2回米朝首脳会談」は、物別れに終わりましたが、焦点は、
「非核化」
でした。北朝鮮側は、
「寧辺」
にある核施設を全面的に解体すると言っていたのですが、アメリカは「寧辺」だけでなく北朝鮮にある全ての核施設を解体することを求めて、物別れに至ったわけですね。
この「寧辺」の読み方ですが、「日本テレビ・読売テレビ」では、
「ニョンビョン」
とルビを付けて読んでいます。NHKは、カタカナの後に漢字で書いた、
「ニョンビョン(寧辺)」
とスーパーが出て、日テレ系と同じく「ニョンビョン」と読んでいます。
ところが!
3月1日の新聞を見ていると、ルビ(読み方・フリガナ)の表記が、
「2つに分かれている」
のです!つまり、
(読売・朝日) 寧辺(ヨンビョン)
(毎日・産経・日経)寧辺(ニョンビョン)
の2種類です。
おそらく、「ヨンビョン」の前に「N」が入るか入らないかで、聞こえ方がすこーし違うということなのかなあ・・・と思いました。
放送各社はどちらで読んでいるのでしょうか?これまで気が付かなかったなあ。また、聞いておきますね!