新・読書日記 2019_028
『村井邦彦のLA日記』(村井邦彦、リットーミュージック:2018、1、22)
去年の秋にある合唱のコンサートで司会を担当しました。その際に歌った曲は「1971年に作られたフォークソング集」。曲紹介のときに、「翼をください」「虹と雪のバラード」の作詞家として、
「村井邦彦」
という名前を知りました。
そうしたら、その村井さん、その後は1980年代からはずっとアメリカのロサンゼルスで生活をしていて「自伝」を書いたという書評を読んで、これは読んでみよう!と本を取り寄せて読み始めました。若い頃の話で、パリ・ニューヨーク・東京を飛び回っていた1970年代、パリでは「シェルブールの雨傘」の作曲者であるミッシェル・ルグランとも仲が良かったと。また、高校生の頃のユーミンを発掘して、初アルバム「ひこうき雲」を作ったとか、細野晴臣とはウマが合ったとか、もう宝石箱のような話が。
途中までで「読みさし」になっていたら、ミシェル・ルグランが亡くなったというニュースを聞いて、「これは今、読まねば!」とまた読み出しました。
その中には、映像作家としてアメリカで活躍している息子さんの話も少し出て来る。
丁度読み終えたら、その息子さんであるヒロ・ムライが何とグラミー賞を取ったと!奇遇ですねえ・・・。勉強になりました!!
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