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『道浦TIME』

新・読書日記 2019_011

『夢見る葦笛』(上田早夕里、光文社文庫:2018、12、20)

中川右介さんのツイッター?フェイスブック?でこの本の存在を知り、中川さんがオススメしていたので読んでみた。ふだんは、まず読まない「SF作品」で、著者の名前も、私は勉強不足で存じ上げなかった。すみません。

表題作をはじめとした短編10作品が掲載されている。久々のSF短編だ。昔は、星新一とか筒井康隆とか、読みまくったんだけどなあ・・・。

表題作の「夢見る葦笛」も、ちょっと漫画で似たような作品を読んだ気がしたが、SFですねえ。「上海フランス租チジロ三二0号」は、SFだけども実際にかなり取材をされて勉強して、戦前の上海の様子を書き込んでいるのだなあと。色や音やにおいを感じた。テレビドラマ化とかできないだろうか。「完全なる脳髄」は、筒井康隆的な感じがした。

たまには、こういうのを読むのもいいかな。


star4

(2019、1、23読了)

2019年1月29日 17:41 | コメント (0)