新・ことば事情
7045「『湯の温度』のアクセント」
1月11日のお昼のニュースで、入社2年目のIアナウンサーが、
「湯の温度」
という文言を「コンパウンド」させて、
×「ユ/ノオ\ンド」
と、「ノ」「オ」が高くなるアクセントで読んでいましたが、これは間違い。
正しくはコンパウンドせずに、
〇「ユ\ノ・オ\ンド」
と、「2語に分けて」読みます。
「湯」は「ユ\」で「尾高アクセント」です。
「尾高アクセントの語」に「の」が付いた場合には、
「コンパウンドする傾向」
がありますが、「尾高アクセント語」が「1音(1文字)の語」の場合は、
「コンパウンドしない傾向」
がありますね。
ちなみにこのニュースは、「温泉」のニュースではなく、残念ながら、高齢者施設の風呂で、高齢者のお湯で火傷を負わせたという事件でした・・・。