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『道浦TIME』

新・ことば事情

7029「フリック」

高校サッカーの記事を読んでいたら、その中に、

「こぼれ球に反応したMF武田英寿(2年)のシュートを、DF二階堂正哉(3年)がフリックし、同点ゴール」

という一文が出て来ました。この、

「フリック」

の意味が分かりません。調べてみたところ、

「パスが入って来たときに軽くボールに触り、ダイレクトパスの軌道を微妙にずらしパスをつなげる技術」

とありました。この場合、二階堂選手は「フリック」したものが「同点ゴール」になったのですから、「フリック」は「パス」ではなく「シュート」になったと。武田選手のシュートに少し触って軌道を変えたことがゴールになったということですね。そう言われると、そういうシーンが目に浮かびました。他にも、

「フリック(flick)とは、素早く動かす・弾くという意味」

という記述も。

あ!スマホを指で弾くあの動きも「フリック」か!「フリック入力」というのもありましたね。

グーグル検索では(1月7日)、

「フリック、サッカー」=50万1000件

もありました。

(2019、1、7)

2019年1月 7日 22:14 | コメント (0)