新・ことば事情
7029「フリック」
高校サッカーの記事を読んでいたら、その中に、
「こぼれ球に反応したMF武田英寿(2年)のシュートを、DF二階堂正哉(3年)がフリックし、同点ゴール」
という一文が出て来ました。この、
「フリック」
の意味が分かりません。調べてみたところ、
「パスが入って来たときに軽くボールに触り、ダイレクトパスの軌道を微妙にずらしパスをつなげる技術」
とありました。この場合、二階堂選手は「フリック」したものが「同点ゴール」になったのですから、「フリック」は「パス」ではなく「シュート」になったと。武田選手のシュートに少し触って軌道を変えたことがゴールになったということですね。そう言われると、そういうシーンが目に浮かびました。他にも、
「フリック(flick)とは、素早く動かす・弾くという意味」
という記述も。
あ!スマホを指で弾くあの動きも「フリック」か!「フリック入力」というのもありましたね。
グーグル検索では(1月7日)、
「フリック、サッカー」=50万1000件
もありました。