新・読書日記 2018_174
『ブラック・ジャック9』(手塚治虫、秋田書店:1988、4、25第1版)
本の帯に、
「定価1000円(本体971円)」
と書かれていた。あれ?もうこの頃、消費税は導入されてたか?
と思って調べると、消費税導入は「1989円4月」。この本の奥付は「1988年4月」。消費税施行前だ。おかしなあ・・・。
あ、わかった。これは「第9巻」なので、それほど売れ行きが良くなかったので、「在庫」として1年以上、残っていたのではないか?それを私が「消費税施行"以降"」に購入したのではないか?他の「巻」は大体「1991年」に買っているから、これもそのタイミングだろう。そこで書店では「帯だけ、消費税付きのもの」に差し替えていたのではないか?これは、来年10月以降に出て来るであろう現象ですよね!
この「第9巻」では「イリオモテヤマネコ」が出て来る。子どもと国会議員とイリオモテヤマネコが船の上でケガをした。そのときにブラック・ジャックが選んだ「治療の順番」は?「トリアージ」の問題ですね。「命の優先順位」。命の前には「人間社会での権威」は関係ないと。もともとブラック・ジャックの前には、そんなものは通用しないのだが。「平等」の思想。
そのほか、難病の「エリテマトーデス」の女性患者と「筋萎縮性側索硬化症」の男性患者が結婚。ブラック・ジャックの若かりし非・研修医時代の話として。
「第9巻」は、ピノコが最初に出てきてから、あまり出てこなかったなあ。ピノコの役割とは?狂言回し?
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