新・読書日記 2018_166
『ブラック・ジャック3』(手塚治虫、秋田書店:1987、7、15第1刷・1990、9、20第26刷)
1回読みきりの形ので、よくこれだけネタがあるなあ...と。
小さくなる奇病、顔面移植、そして「ドクター・キリコ」が出て来ました。新しい定番キャラとして。この辺から「ドクター・キリコ」は出て来たのか。しかも、ブラック・ジャックの「古い知り合い」で、「人を治す医者」ではなく「殺す医者」として。「安楽死」問題は現在も続く問題。「ドクター・キリコ」は軍医として戦場へ行き、そこで瀕死の重傷を負った兵隊たちに「お願いだ、楽にしてくれ」と頼まれて、何人も天国へ送ったという過去が語られる。そしてその対象は身内にも。非常に考えさせられる問題。
また、お金持ちのお嬢さんが親に反発して「スケバン」に。日テレのドラマ「今日から俺は」の世界ですなあ。
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