新・ことば事情
7015「証人のアクセント」
12月3日、報道フロアで流れて来た他局のニュース。裁判か何かの中継で、女性記者が伝えています。聞くとはなしに聞いていたら、
「ショーニンとして出廷する予定で」
という文言が。この「ショーニン」のアクセントが、
「ショ\ーニン」
という「頭高アクセント」だったのです。これだと、
「商人(ショ\ーニン)」
になってしまいます。「商(売)人」を裁判に呼ぶこともあるでしょうが、その「職種」をニュースで言うことは、まずありません。裁判ですから、普通は、
「ショ/ーニン(証人)」
が出廷するものと思われます。
アクセントが違うと、意味まで変わってくる一例でした。