新・ことば事情
7004「キルギス」
11月20日、サッカー日本代表(FIFAランキング50位)は、キリンチャレンジカップで「キルギス」(FIFAランキング90位)と対戦し、山中、原田、大迫、中島のゴールで、4-0で完勝しました。なかなか素晴らしい攻撃でした。
さて、対戦相手の、
「キルギス」
ですが、以前はたしか、
「キルギスタン」
と言ったのではないか?
「カザフスタン」「ウズベキスタン」「タジキスタン」「トルクメニスタン」
と並んで、
「〇〇スタン」
という、ペルシャ語で「〇〇の多い土地」「国」という意味の語尾が付く「旧ソ連邦の国」ではなかったか?と思ったのです。
外務省のデータを見ると「キルギス」の人口構成は、
「キルギス系(73.2%)、ウズベク系(14.6%)、ロシア系(5.8%)、ドゥンガン系(1.1%)、タジク系(0.9%),ウイグル系(0.9%),その他タタール系,ウクライナ系など」
となっていました。「キルギス系」が多数派だけど「ウズベク系」も15%近くいるのですね。国の歴史を見ると、
1990年12月15日:「キルギスタン共和国」に改名,国家主権宣言
1991年8月31日:国家共和国独立宣言
1993年5月:国名を「キルギス共和国」に変更
とありました。
もう25年も前に「国名変更」されていたのですね。