新・ことば事情
7000「強者の論理」
このところ、しばしば耳にする言葉に、
「強者の論理」
があります。これはどういうことか、考えてみました。というか、ひらめきました。
それ(私の理論)によると、「強者の論理」とは、
「経済的合理性」
であろうと。
それも「これまでの資本主義」がベースとしていた「民主主義」の中から、
「多数決の原則だけ」
を取り出して、
「少数意見の尊重」
ということで"担保"していた、
「『弱者の権利』を切り捨てる」
ということではないかと思いました。
つまり「強者の論理」「新資本主義」に基づく「自由」というのは、言葉は同じでもその内容は従来の「自由」ではない。言葉は同じでも、内容はすり替えられているということではないでしょうか。
そもそも、「自由」は無制限の自由ではない。安全性を伴うことでブレーキをかけているのに、それではスピードが出ないと、
「ブレーキなんて外してしまえ!」
というのが、「新資本主義」「強者の論理」のように思えるのですが、いかがでしょうか?
ということで、「平成ことば事情」、ついに
「連載7000回」
に到達しました!!!パチパチパチ。
「平成」のうちに到達できました。あと半年足らずでどこまで伸ばせるかですね。
ちなみに過去の1000回~6000回までの到達日と項目を記録しておきましょう。
第1回 =1999、4、15「超永久保存版」(HPへのUPは1999、7)
1000回=2003、1、10「ガタンゴトン」
2000回=2004、12、3「ボンタンと文旦」
3000回=2007、9、16「420円のアクセント」
4000回=2010、5、24「『くびちょう』か?『しゅちょう』か?」
5000回=2013、2、18「七冠の読み方」
6000回=2016、2、15「立ち振る舞い」
7000回=2018、11、7「強者の論理」
1 ~1000回=3年 6か月
1001~2000回=1年11か月
2001~3000回=2年 9か月
3001~4000回=2年 9か月
4001~5000回=2年 9か月
5001~6000回=3年 0か月
6001~7000回=2年 9か月
フー。めちゃくちゃコンスタントに書いてますね。我ながら、
「継続は力なり」
だと思います。今後ともお付き合いを!