新・読書日記 2018_146
『劣化するオッサン社会の処方箋~なぜ一流は三流に牛耳られるのか』(山口周、光文社新書:2018、9、30第1刷・2018、10、10第2刷)
これ、売れてるんだな。
ちょっと、オッサンが電車の中で読むには恥ずかしいタイトルだったので、カバーを外して読みました。
タイトルほど、明らか・明からさまに恥ずかしい、平たい内容ではなく、中はビジネス書。重要な所は、まるで蛍光ペンで塗ったように太字で、しかも網掛けになっているが、これ、そこだけ読めばいいのかな?参考書のようだが、全部ちゃんと読もうとすると、かえって読みにくい感じだった。
そういえばこの本の中でも、レイ・ブラッドベリ原作の「華氏451度」が出て来た(163~164ページ)。と言っても、トリュフォーによる映画の方だが。あらゆる本の所持が禁じられ、見つかった本はすぐに火炎放射器で焼かれる近未来。著者はそれを「外見だけは美しく着飾っているけれども中身は空っぽの人々と社会」を表していると。まあ、そうなんだけど、それだけではないと思うんだけれども。
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