新・ことば事情
6959「セメント・モルタル・コンクリ」
8月30日の「ミヤネ屋」の「250ニュース」のコーナーで、
「夫をセメント詰めにした妻が 死体遺棄容疑で再逮捕された」
というニュース。最初は、
「セメント詰め」
だったのですが、「修正です!」とAD(アシスタントディレクター)さんが走って来て、
「モルタル詰め」
に変更。さらにまたADさんが、前より急いで走って来て(オンエア時刻が迫っているから)「再修正です!」ということで、
「コンクリ詰め」
になって放送されました。夫は、遺体になっても大変です。
さあ、この、
「セメント」「モルタル」「コンクリ」はどう違うのか?
よくわからないので、調べました。その結果、
「そもそもの『材料』となる、『セメント袋』に入っている粉が『セメント』」
です。
「それに砂を混ぜて水で練ったものが『モルタル』と『コンクリート』」
です。では「モルタル」と「コンクリート」はどう違うのか?
「『モルタル』」は『レンガの継ぎ目』『壁』などに塗られる」
のに対し、
「『コンクリート』は頑丈なので『構造材』として使われる」
という違いなのだそうです。
つまり、こんな感じかな。「セメント」は、
「インスタントコーヒーの粉」
だとすると、それに「水(お湯)」を入れたら、
「モルタル」や「コンクリート」
になると。「キリマンジャロ」が「コンクリ」で、「モカ」が「モルタル」みたいな感じ?違うか。素人のイメージです。
でもちょっと、「違いが分かったような気が」しました。
「セメント」・・・「セメタリー(墓)」・・・
「セメント盛り」・・・「メメントモリ(死を思え)」。
ちなみにこの日の「250」ニュースのメニューは「夫婦のトラブル3題」でした。
(1)夫コンクリ詰め 妻を死体遺棄で再逮捕
(2)札幌 妊娠8か月の妻を 夫が殴り死なす
(3)口論の末 妻を車で数回ひいた夫 逮捕
・・・「げに、夫婦は恐ろしきものなり」ですねえ・・・。