新・読書日記 2018_117
『日本語学 2018年9月号~平成時代のことばと文字』(境田稔信・井上史雄・米川明彦・道浦俊彦・岩佐義樹、明治書院:2018、9、10)
日本語の専門誌『日本語学』(月刊)が、「平成」が来年4月30日で終わることを受けて、「平成時代のことばと文字」の特集です。
ことし2月ごろに「平成のマスメディアの言葉」に関しての執筆依頼を受けました。約4年前の「2014年12月号」で「昭和時代の言葉」の特集の時も「昭和のマスメディアの言葉」について書いたので「また、お願いします」といった感じでした。
他の項目は、
境田稔信「平成の国語辞書」
井上史雄「平成の方言」
米川明彦「平成の若者ことば」
岩佐義樹「平成の新聞と略語」
というメニュー。なんとこの4人には、皆、お会いしたことがあります。
境田さんは、校正者で辞書収集・分析の第一人者、一度お会いして一緒に飲みました。
井上先生は、元・東京外大教授で、その時代にインタビューをしに行きました。もう20年近く前だけど。この『日本語学』でも、ずっとユーモラスな言葉のコラムを連載していて、私は愛読者です。
米川先生は、大阪の梅花女子大学教授で若者言葉・集団語(業界語)の第一人者。米川先生にも昔よく取材でお世話になったり、「若者ことばの会」を聞きに行ったり、講演をさせてもらったりというお付き合い。
岩佐さんは、毎日新聞の校閲担当部長で、新聞用語懇談会の総会でここ10年ほどは、年に2回の総会で顔を合わせています。
というようなメンツで「平成のことばと文字」について総括したものなので、大変読み応えがあると思います。ぜひ、お読みください!
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