新・読書日記 2018_113
『歴史の中のワイン』(山本博、文春新書:2018、8、20)
帯に書かれた、
「本当の"神の雫"はどのワインなのか!?」
に惹かれましたね。
著者は1931年生まれということで、もう90歳近いお年。本職は弁護士だが、趣味が昂じて「ワイン」に関してもプロ。著者が歩んできた「ワイン人生」に関して書くことが、そのままタイトルの「歴史の中のワイン」になるのだろう。
本書は、大きく分けると「2部構成」だ。前半が「ワインそのものの歴史」。教科書のよう。「ギルガメシュ叙事詩」も出てきた!「ワイン」について初めて書かれた"書物"だと。そうだったのか。「ギルガメシュ叙事詩」はこの前、読んだぞ。つながるなあ。
そして後半が、著者が飲んできた「具体的なワイン」についての記述で、これが大変興味深い。私は、まずそちらから読みました。
改めて「いやあ、いいなあワインって」と思いました。飲んでみたいワインが、いっぱい出て来ましたね。
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