新・読書日記 2018_111
『もうすぐ絶滅するという煙草について』(キノブックス編集部、キノブックス:2018、1、28)
私は喫煙者でないし、たばこの煙は苦手なほうだが、ここ20年ぐらいの「喫煙者いじめ」的な「禁煙ファシズム」には反対です。
こんな本を書くのは、ほとんどが「ヘビースモーカー」だろう。実際、そうでしたが、面白いのは、「たばこ」、特に「禁煙」をテーマに書かれたエッセイを、夏目漱石、内田百閒、芥川龍之介、開高健、中島らもなど、すでに鬼籍に入った人のものから、内田樹、浅田次郎、いしいひさいちの漫画まで、現在生きている人までのものを、時代を超えてアトランダムに集めたという点でしょう。
惜しむらくは、「書かれた(発表された)年月日」を、きっちりと記してほしかったです。
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