新・読書日記 2018_106
『プラド美術館展~ベラスケスと絵画の栄光』(2018)
兵庫県立美術館で開かれている「プラド美術館展」に行ってきました。(6月13日から10月14日まで)入場料1600円、公式図録2700円。豪華版です。
どの絵画も楽しめた。会場の壁の色も何となくプラドにいるような感じで、コーナーによって変えてあって落ち着けます。お客さんもそれほど多くなく、かといって少なくもなく、ほど良い感じで、気付くと1時間半が経っていました。
中でも、最初のほうにあった宮殿内の様子を描いた絵画、制作年代が
「1620年ごろ」
と書いてあったんですが、その絵の中になんと、
「地球儀」
が描かれてあったのです!え?ガリレオ・ガリレイが、
「それでも地球は動いている」
と言って有罪・処刑されたのは、何年だっけ?調べたら、
「1633年」
でした。それよりも「前」じゃない。あ、そうか「地動説」と「天動説」とは別に、
「地球は丸い」
ということは、もっと昔にわかっていたんですね。この世界の終わりは滝になっていて海の水が滝の下に落ちていて、世界は「ゾウ」が支えている、という考え方は、もっと昔か。
これも調べると、1400年代の終わりごろ(15世紀末)に、「世界で初めて「地球儀」が作られていたそうです。
まあ、それはおいておいても、
「江戸時代初期の絵画が、こんなにきれいな状態で保存されているなんて!」
と驚きでした!まだ10月までやってますので、ぜひ見に行ってくださいね。
音声ガイドの女性の方の「セビーリャ」が「セビーレ」に聞こえたり、鼻濁音の発音がやや無理に作っている感じなのが気になりましたが。音声ガイドは及川光博さん・ミッチーがメインで、550円です。
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