新・読書日記 2018_109
『モンテレッジョ 小さな村の旅する本屋の物語』(内田洋子、方丈社:2018、4、17第1刷・2018、5、25第2刷)
素晴らしい一冊!本好きにはたまらない。
ヴェネチアで気に入った魅力あふれる古書店。そのルーツは、本の行商をしていた人たちの済む山の中の小さな村・モンテレッジョ。そのルーツをたどる旅を託された著者の内田洋子さん。本と、人のふれあい・・・。
旅をする感覚で読み進めてしまう。
著者の内田さんはイタリア在住。イタリア在住の作家というと「塩野七生さん」を思い浮かべるが、塩野さんから言うと娘ぐらいの世代。
また、塩野さんは「男性目線で」物語を紡ぐが、内田さんは「女性目線で」物語を紡ぐ。物語というか「ドキュメンタリー」だけど。これって映画にならないかなあ。
もう一度言います。
素晴らしい一冊!本好きにはたまらない。
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