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『道浦TIME』

新・ことば事情

6888「湿布薬の色は肌色?」

湿布を貼っていて、ふと思いました。

「昔の湿布は、白くて布みたいで、少しブヨブヨしていて水分を含んだ感じだったけど、最近は薄くて肌色でピタッと貼れる感じだなあ。でも目立たないように『肌色』にしてるんだろうけど、これは日本人が黄色人種だからで、『黒人用』や『白人用』の湿布の色は、何色なんだろうか?」

と。「ヤフー知恵袋」を検索してみたら、

「白い湿布と肌色の湿布の違いって何ですか?」

という質問が出ていました。とりあえずそれを読んでみると、

*「パップ剤」=水分配合量が多く厚みがあるのが特徴=「白い湿布」

(特徴)かぶれにくいが、はがれやすい性質

*「プラスター剤」=薄いテープ上の布に薬効成分を吸収させてより密着性を増したもので水分は含まれていない(「プラスター」=「硬膏」)=「肌色の湿布」

(特徴)肌の色に近いので目立ちにくく、薄くてぴったりと貼りつき、はがれにくい

なのだそうです。

そうか、昔は、

「白い湿布」

しかなかったですよね。「包帯」と同じで。「肌色の湿布」のほうが後から出て来ましたね。

「包帯」も昔は「白」だけだったけど、「バンデージ」みたいなやつは「肌色」もありますよね。別に、肌の色と同じ「保護色」である意味は、ないのかな?薄く貼れるから「肌色」なのかな?

「湿布」にも2種類あることはわかりましたが、「色」に関する謎はそのままですね。

「平成ことば事情5301肌色」もお読みください。

(2018、7、30)

2018年7月30日 18:50 | コメント (0)