新・読書日記 2018_095
『岡崎慎司 悩む男。』(岡崎慎司、小学館2018、4、15)
岡崎という男は、不器用だけど真面目なやつなんだなあと、改めて思った。
よく「泥臭い」という形容詞を付けられる選手だが、本当に文字通り「泥臭い」。でもいいじゃないか、泥臭くてと思わせる。応援したくなる一冊。
最初に驚いたのは、このエッセイ集は、1つ1つのコラムの長さがバラバラで、しかもなんと、「五十音順」に並んでいるということ。つまり「岡崎慎司の辞書」みたいになっているのです。たかだか80何編かのエッセイで、そんなことができるのか?偏りが生じないのか?と思いましたが、本当の辞書のような分布になっていました。つまり岡崎慎司の考えていることは、実に広範囲に及んでいるということですね。
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