新・ことば事情
6853「酒類の読み方」
「酒類販売業」「酒類販売免許」
のような、
「酒類」
の読み方は、
「シュルイ」「サケルイ」
のどちらでしょうか?6月21日の日本テレビ「スッキリ」に出演していたレギュラーコメンテーターの男性(経済評論家?の人)は、
「サケルイ」
と言っていました。たしかに「シュルイ」と言うと、
「種類」
と間違うような気がしますから、
「サケルイ」
のほうがわかりやすい気がします。これは、
「期日前投票」
の「前」の読み方は、総務省的には、つまり正しくは、
「ぜん」
なのですが放送では、聞いて、よりわかりやすいように
「まえ」
と読むようにしているのと似ています。
私が引いてみた6種類の国語辞典(『広辞苑』『三省堂国語辞典』『明鏡国語辞典』新明解国語辞典』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』)では、「酒類」の見出し(読み方)は全て、
「シュルイ」
でした。『NHK日本語発音アクセント新辞典』には「酒類」は「シュルイ」も「サケルイ」も載っていませんでした。
と、するとアクセントは?『新明解国語辞典』で見てみると、「酒類」「種類」共に「頭高アセント」の、
「シュ\ルイ」
でした。