新・読書日記 2018_083
『ブレイズメス1990』(海堂尊、講談社文庫:【単行本】2010年7月【文庫本】2012、5、15第1刷・2018、5、15第8刷)
2018読書日記079『ブラックペアン1988』(海堂尊、講談社文庫)の続編。
主人公は天才心臓外科医・天城雪彦。前回、新人医師であった世良が、2年たって大学病院に戻って来て、また狂言回し役。主人公のような、そうではないような。(ちょっと、ラブ・ロマンス・職場恋愛もあったりして。)また、後で別の作品では「スピンオフ」で主人公になるのだが。
前作の渡海、そして今回の天城という天才医師は、「スター」であるが「異端児」という存在。これは作者の海堂自身の心を映し出したものだと言えよう。
この前『海堂尊の本は、『チームバティスタの栄光』以降、立て続けに出た小説は、最初の方はほぼ全てむさぼるように読んだが、最近はちょっと、さぼりがち。この『ブラックペアン』、読んだような気がするんだけど、自宅を捜しても出て来なかったので、シリーズ3作の文庫を購入して読み出しました。』と書いたのだが、よーく捜してみたら、やっぱり単行本で購入して読んでいたんですね。(写真)ちょっとわかりにくいけど、真ん中の「黒い背表紙の2冊」が、該当の本です。話は、全部忘れていましたから、文庫本で読んでも「どうなるんだろう?」とドキドキして面白かったです。
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