新・ことば事情
6819「黒いダイヤ」
2018年3月28日の朝日放送(ABC)のお昼のニュースで、小寺右子アナウンサーが読んでいた、「ナマコ密漁の漁師」が逮捕されたというニュースで出て来た、
「ナマコは『黒いダイヤ』とも呼ばれ」
という一文が気になりました。普通、「黒いダイヤ」というと、
「キャビア」
を指すのではないか?と疑問に思ったのです。でも、もともとは、
「石炭」
のことを言ったんですね。聞いたこと、あるな。そのほかにも、
「海の黒いダイヤ」=「クロムツ」
とか、「世界三大珍味」の一つとされる、
「トリュフ」
も「黒いダイヤ」とも呼ばれる高級食材。「世界三大珍味」の亜流としては、
「海のトリュフ」=「ホヤ」
「山のキャアビア」=「とんぶり」
などもあるようです。いろんな「異名=ニックネーム」があるんですねえ。
グーグル検索では(6月6日)
「黒いダイヤ、キャビア」 =3050件
「黒いダイヤ、ナマコ」 =4910件
「黒いダイヤ、石炭」 =9600件
「黒いダイヤ、クロムツ」 = 648件
「海の黒いダイヤ、クロムツ」=2740件
「海のトリュフ、ホヤ」 = 479件
「山のキャアビア、とんぶり」=2880件
でした。「海の幸、山の幸」ですね。