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『道浦TIME』

新・ことば事情

6810「山形ナンバーの『形』」

出張で山形に行ってきました。人生2度目の山形です。

今回山形で気付いたことの一つに自動車の、

「ナンバープレートの文字」

があります。「山形」と書かれた「形」のほうの字体が普通ではなくて、「へん」の方の形、つまり「研」の字の「つくり」のような文字の横が、「斜めに三本」の「杉」の「つくり」と同じ形ではなく、明らかに、

「漢数字の『三』」

のようになっていたのです。「三」とも少し違いますが・・・ええい、言葉で説明すると、まだるっこしい、写真を撮って来たので載せますね。百聞は一見に如かず。えい!

20180605.jpg

ね!字体が違うでしょ?

他の看板などの「山形」の文字の字体は普通なのですが、なぜかナンバープレートだけ違うのです。

これに関して、全国47都道府県に住んで活動している「吉本住みます芸人」で山形在住4年。大阪・八尾市出身の、

「笑福亭笑助さん(41)」

に「なぜなんですか?」と聞いたところ、

「これ、僕もこちらに来て気付いたんで、こちらでの高座でのまくらに言うと、地元の人が『なるほど!』と言ってくれるんですけど、たぶんですねえ、『形』の左側は『鳥居』に見えるじゃないですか。そして右側の『三』と『山』で『出羽三山』と『鳥居』、つまり神様を表してるんではないですかねえ」

「なるほど!出羽三山か!それに鳥居!絶対そうだね!」

という話になりました。ちなみに「出羽三山」とは、出羽三山神社の公式HPによると、

「羽黒山、月山、湯殿山」

の総称で、明治時代までは「神仏習合の権現を祀る修験道の山」であったそうです。

皆さんも山形県に行くことがあったら、自動車のナンバープレートに注目してみてくださいね。

(2018、6、4)

2018年6月 5日 08:57 | コメント (0)