新・読書日記
『リア王』(シェィクスピア作・野島秀勝訳、岩波文庫:2000、5、16第1刷・2016、4、15第14刷)
仲代達也主演の映画『海辺のリア』のDVDを見たのだが、全然理解できなかった。
「リア」って何?ということで、当然「リア王」を読まないと理解できないだろう、ということで「リア王」を読んだ。シェイクスピアは「オセロ」とか「ハムレット」とか「ロミオとジュリエット」とか「ベニスの商人」とか「マクベス」は、読んだり演劇を見たり(「蜷川・マクベス」とか「蜘蛛の巣城」とか)していたが、「リア王」は全く知らなかった。
うーん、これは「父と子(娘)」「血」「老い」「忠誠」「国」「絆」といったようなことを考えさせられるのだな。
この本の中で、「あ!」と思ったのは、リアの末の娘コーディリアの言葉。(「コーディリア」って『サルの惑星』の博士の名前では?あれは「コーネリアス」か)
「包み隠した術策も、時がたてば明るみに出ることでしょう。秘めた悪事は、いつか必ず恥と嘲りの憂き目をみずにはすみませぬ。では、せいぜいお栄えなさいませ!」
聞いたか、安倍晋三とその一派!と思いました。
シェイクスピアは400年の昔から、お見通しなのさ。
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