新・読書日記 2018_071
『21世紀の楕円幻想論』(平川克美、ミシマ社:2018、2、3)
今の世の中は「新自由資本主義」。どうすれば、より儲かるか。貨幣経済。でもそうではない社会もある。そして「新自由資本主義」においては世の中は「中心が1つ」しかない「正円」だが、「中心が2つある楕円軌道」でもいいのではないか?という提案には「なるほど、そういう考え方もあるのか」と思った。なんでも二者択一の問題にするのは子供っぽい、と。
負債、贈与、有縁・無縁。都会と田舎の問題など、いろいろ考える幅が広がる一冊。
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