新・読書日記 2018_058
『標準語史と方言』(真田信治、ひつじ書房:2018、3、9)
2018読書日記057『関西弁事典』(真田信治監修、ひつじ書房)にも書きましたが、この本の著者・真田信治先生は、20年ほど前に、大阪大学の大学院で半年間、受託研究員として学ばせていただいた恩師であります。その先生の本を贈呈して頂きました。感想文を書くのが遅くなりすみません。
この本の後半には、2003年に出た私の初めての著書『「ことば葉の雑学」放送局』(PHP文庫)に「解説」として真田先生に書いていただいた文章も収録されているのです!それで贈ってくださったのですね。
先生の「標準語と方言」について書かれた論文や掌編など、こんな言い方は妥当かどうかわかりませんが、
「高級な反物の端切れを集めた珠玉の小品集」
のような感じ。それぞれの文章は短いので、読みやすい。真田先生の世界への「入門編」的に読むのも良いかもしれません。
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