新・読書日記 2018_064
『院長選挙』(久坂部羊、幻冬舎:2017、8、25第1刷・2017、9、5第2刷)
久坂部羊さんの本は、以前一冊読んで面白かったので期待して読んだ。
筒井康隆を髣髴(ほうふつ)させるような、奇人変人の医者たちのハチャメチャ。その中にチクリと現代社会の医学界にも批判を盛り込む。
院長が死去したことで「院長の座」を選挙で選ぶことに。その候補者の4人の「副院長」がどいつもこいつも一癖も二癖もある変人で、まさに「白い巨塔」ならぬ「面白い巨塔」でした。これは、「第7章」=「最終章」のタイトルだけどね。あの、北海道の有名なおみやげ「白い恋人」を真似た大阪みやげの「面白い恋人」みたいですね。
おもしろかった。
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