新・ことば事情
6721「眼鏡の縁と太さ」
先日ツイッターで、法政大学の尾谷昌則先生が、
「『眼鏡の太い縁』の『太い』と『縁』を、先日アナウンサーが『有声音』で発音していた。最近は『語頭の母音の無声化』をしない傾向にあるのだろうか?」
という疑問を呈していました。
ためしに、うち(読売テレビ)の若いアナウンサーに読ませてみると、はたして、
「母音が無声化しない『有声音』」
で、発音していました。
やはり「母音が無声化した音」は(「無声化」しているのですから)、
「聞こえにくい」
ということもあり、特に「語頭」が「無声音」だと、
「音が出ていないことを不安に感じる」
のではないでしょうかね?
全国的にこういう傾向なのかどうか、また調べてみたいと思います。