新・ことば事情
6712「映画上映前の気になる言葉」
この1か月、結構、映画にはまっています。1月30日から2月21日までで、映画館で5本見ました。これは私にしては、ハイペースです。見た映画は、
「花筐(はながたみ)」、「スリー・ビルボード」、「ペンタゴン・ペーパーズ」(試写会)、
「デトロイト」、「クレイテスト・ショーマン」
の5本です。
映画館で映画を観る前には予告編や広告や上映中の注意など、映画本編に行くまでに、たくさんの他の映像を見ることになります。その中で「気になる言葉」を見つけてしまいます。きのう見た『グレイテスト・ショーマン』の上映前に気づいた点は、TOHOシネマズの会員勧誘のコメントで、
「たくさんの映画が公開します」
「映画の情報が満載」
が気になりました。これは、
「たくさんの映画を公開します」または「たくさんの映画が公開されます」
「映画の情報を満載」
なのではないでしょうか?(「映画の情報が満載」は「許容」かもしれませんが。)
また予告編では、ソフィア・コッポラ監督の『ビガイルド~欲望の目覚め』の宣伝のナレーションで、
「傷ついた女の園に」
の「園」のアクセントが、
「ソ\ノ」
と「頭高アクセント」になっていたのが気になりました。
これは「平板アクセント」で、
「ソ/ノ」
ではないでしょうか?
先日も、同じく「TOHOシネマズ」の会員カード勧誘のナレーションと文字で、
「旬な映画」
というのが出て来ました。これも本来は、
「旬の映画」
なのではないのかなあ?気になって本編の映画に集中できない・・・・というほどではありません。