新・読書日記 2018_016
『かけ算には順序があるのか』(高橋誠、岩波科学ライブラリー180:2011、5、26第1刷・2011,11,15第4刷)
問題です。
「6人に4個ずつ、ミカンを配ります。式を書きなさい」
皆さんはどう書きますか?「6×4」?「4×6」?
今、小学校では、
「1つ分の数×いくつ分の数」
という順序で書くことになっているそうです。つまり、
○「4×6」
×「6×4」
なのだそうです。これは、
「4個ずつ6人に配る」
から「4×6」が正解。でも、「4個まとめて配る」のではなく、トランプのカードを配るように、
「6人に1個ずつ、4周(4回)にわたって配る」
と考えると、
「6×4」
ではないのか?つまり、考え方によって「どちらも正解」では?そもそも「答え」は、どちらも「同じ」なんだし。
ところが、小学校の現場では、そういう教え方はしないのだと。おかしいじゃないか!
・・・という疑問に答えるのが本書です。
でも、読み終わっても、なんかしっくり来なかったなあ・・・。
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