新・ことば事情
6698「利子か?利息か?」
2017年12月11日の「ミヤネ屋」で、
「神社が受け取る利子が免税」
という場合は「利子」でいいのか?それとも「利息」か?
という疑問が出ました。放送では、
「利子」
で出しました。辞書を引くと、
「『利子』と『利息』は『同じ意味』」
ですが、一般的には、
「借りた場合に支払うものを『利子』、貸した場合に受け取るものを『利息』と使い分ける」
ことがあります。
「住宅ローン」(借りているお金に付くもの)の金利分=「利子」
「銀行や郵便局に預けているお金」に付く=「利息」
という具合。
しかし、ベテランのUディレクターが調べてくれましたが「国税庁」のHPには、課税対象として、
「利子所得」
というのがあります。私たちが銀行・郵便局に預けて得られる、
「利息」(利子)
や、公社債投資信託の「分配金」などを指すそうです。「確定申告」しなければならないぐらいの額になると、
「利子」
と言ったほうがよさそうです。